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犯罪防止の義務化を 渉外知事会が明記要請 日米地位協定

社会 神奈川新聞  2018年07月31日 02:00

日本政府への要望項目について提案する渉外知事会会長の黒岩知事=東京都千代田区
日本政府への要望項目について提案する渉外知事会会長の黒岩知事=東京都千代田区

 米軍基地を抱える神奈川など15都道府県でつくる渉外知事会は30日、米軍が犯罪防止に取り組むことを義務付ける項目を日米地位協定に明記するよう求めることで一致した。米軍人への教育・研修の強化に自治体意見を反映することも要請。都内で開いた総会後、新たな「特別要望」として会長の黒岩祐治知事らが日本政府に要望した。

 渉外知事会は地位協定の抜本的な見直しに向け、政府に対し6本柱(15項目)の要望活動を重ねてきた。一方、政府は「あるべき姿を不断に追及する」としながらも運用改善にとどめており、知事会側は「同じ事を繰り返しているだけでは知恵がない」(黒岩知事)として昨年から要望内容の拡充を検討してきた。

 特別要望は、▽米軍構成員らによる犯罪防止▽施設・区域の安全管理強化-など。犯罪防止の義務化は、県内外で米軍人らによる事件事故が後を絶たない現状を受けた対応。安全管理強化は、在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)(相模原市)の爆発火災を念頭に、基地周辺住民の安全確保を求めた。沖縄に集中している基地負担の是正も盛り込んだ。

 黒岩知事は要望後、ドイツとイタリア両国で米軍の事故後に世論が盛り上がり地位協定が改定された実績を踏まえ、「大いに勇気づけられる。諦めずに活動を続ければ改定できる」と述べた。
 

米軍ヘリ窓落下「声上げたい」 米側に抗議へ
山本防衛副大臣



 米海軍ヘリコプターの窓が米軍厚木基地(大和、綾瀬市)の滑走路に落下した事故を巡り、山本朋広防衛副大臣(衆院比例南関東)は30日、「しっかり声を上げていきたい」と述べ、米側に抗議する意向を示した。渉外知事会会長の黒岩祐治知事らによる申し入れに答えた。

 防衛省への要望後に取材に応じた黒岩知事によると、山本氏は「信じられない事故だ。どうなっているのか、操縦士も不安に思うだろう」などと指摘、相次ぐ事故に不快感を示した。具体的な再発防止策に関する言及はなかったという。

 事故は27日午前11時50分ごろ発生。日本以外を拠点とする大型ヘリMH53Eが同基地を離陸したところ、窓と窓枠が落下した。人的被害はなかった。 


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