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「辺野古の現実知って」 米軍基地巡り、横浜で緊急集会

社会 神奈川新聞  2018年07月30日 02:00

辺野古新基地建設問題について話す奥間政則さん(左)と金城武政さん(中央)=29日午後、横浜市港北区のスペース・オルタ
辺野古新基地建設問題について話す奥間政則さん(左)と金城武政さん(中央)=29日午後、横浜市港北区のスペース・オルタ

 沖縄・辺野古での米軍新基地建設阻止を訴える緊急集会が29日、スペース・オルタ(横浜市港北区)で開かれた。新基地建設問題を描いた実録映画「SAVE HENOKO」を上映したほか、抗議活動を続ける2人が講演した。100人余りが詰め掛け満場となった。

 新基地建設を巡っては、防衛省が計画地の海域に8月17日にも土砂投入を始める方針を示す一方、翁長雄志沖縄県知事が埋め立て承認の撤回を表明するなど、事態が最重要局面を迎えている。

 講演では、辺野古に住む金城武政さん(61)が、米兵による犯罪、事件が止まらない現実を説明。「私の母は1974年に米兵に殺されました。わずか10ドルを奪うためにブロックで頭を殴られたのです」と明かした。

 米軍基地が集中していることで沖縄では米兵による犯罪が続いている。2016年4月にはうるま市で20歳の女性が暴行され刃物で刺されるなどして殺害、山林に遺棄された。逮捕された男は元米海兵隊員で、米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)内の会社に勤める軍属だった。金城さんは「日本政府は対策を講じる気さえない。これは差別だ」と訴えた。

 土木技術者の奥間政則さん(52)は、予定地の地盤が「マヨネーズ並みに軟弱でここに基地を造ったら大変なことになる」と、防衛省のデータなどを示して解説。活断層の直上であることなども含め、こうした事実は同県が埋め立て承認を撤回する理由にもなっているという。

 本格的な土砂投入を前に辺野古工事ゲート前では8月6~10日と、16~18日に大規模な阻止行動が呼び掛けられている。

 金城さんは「起きている現実を恐れてはいけない。多くの人に辺野古を訪れてもらいたい」と訴えた。


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