JR川崎駅東口の商業ビル「川崎ルフロン」(川崎市川崎区)に開業予定の水族館の名称が「カワスイ 川崎水族館」に変更されることになった。昨秋に「mizoo(ミズー)川崎水族館」の名称が公表されていたが、運営会社のアクア・ライブ・インベストメント(東京都千代田区)が川崎市内初の水族館としてより地域に根差した名称に改めることを決めた。
開業時期についても、同社は今年7月とすることを発表した。担当者は「予定通り開業したいが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見ながら判断していく」としている。
水族館は川崎ルフロンの9、10階で開業予定。「世界の美しい水辺」をテーマに、10階の多摩川、オセアニア・アジア、アフリカ、9階の南米、アマゾンなど6ゾーンに分け、多様な生き物を最新の音響、映像技術を交えて展示する。
同社の坂野新也代表取締役は水族館・動物園プロデューサーとして、1973年の沖縄海洋博覧会水族館プロジェクトや88年のサンシャイン国際水族館のリニューアルなどを手掛けてきた。
館内にはミュージアムの要素も兼ね備えたオフィシャルショップ、カフェやレストランも設け、来場者にゆったりと楽しんでもらう。