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JR横須賀線・武蔵小杉駅に新ホーム  混雑緩和へ23年度に

社会 神奈川新聞  2018年07月18日 00:05

通勤時などで混雑が常態化するJR横須賀線武蔵小杉駅のホーム(川崎市提供)
通勤時などで混雑が常態化するJR横須賀線武蔵小杉駅のホーム(川崎市提供)

 通勤・通学時の混雑が常態化しているJR横須賀線武蔵小杉駅(川崎市中原区)について、川崎市とJR東日本横浜支社は17日、下り線ホームを新設すると発表した。2023年度の供用開始を目指す。現在のホームは上り専用となる。これに伴い、新たな改札口やアクセス用の市道も整備する。混雑緩和に向けた抜本的な対策として、同日、川崎市の福田紀彦市長と同支社の廣川隆支社長が覚書を交わした。

 事業費は、下りホームをJR東日本、改札口とアクセス用の市道(約200メートル区間)を市がそれぞれ負担する計画。市は事業費20~30億円程度を見込む。JR東日本は事業費の詳細を明らかにしていない。下りホームは、駅に隣接するNECの敷地の一部をJR側が購入した上で、現在の同線ホームの東側に建設する。

 同駅にはJR横須賀線や湘南新宿ライン、南武線、東急東横線、目黒線が乗り入れる。都心や横浜方面へのアクセスの良さから駅周辺に高層マンション建設が相次ぎ、周辺住民が急増している。

 JR横須賀線武蔵小杉駅は10年3月に開業。同支社によると、17年度の1日当たりの乗降客数は南武線を含め約26万人で、開業当初の想定(約18万人)のおよそ1・5倍に達した。通勤・通学時の混雑が深刻化し、市はJR側に解消策を要望していた。

 市と同支社は15年に包括協定を結び、臨時改札を設けたり、南武線のホームを拡幅したりする対策を施してきたが、JR東日本は抜本的な対策が不可欠と判断した。混雑緩和を目的に、ホームを新設するのは同支社管内では初めてという。

 ホームだけでなく、JR横須賀線と東急東横線などを結ぶ通路の混雑も課題となっている。これも横須賀線の新改札口にアクセスする市道が整備されることで、東急の改札口方面とを結ぶルートが従来の2から3ルートに増え、市は解消につながると期待する。市は4割程度の乗降客が新たなルートを利用するとみている。


朝の通勤ラッシュ時には長い行列ができるJR横須賀線武蔵小杉駅の改札前
朝の通勤ラッシュ時には長い行列ができるJR横須賀線武蔵小杉駅の改札前

 17日に記者会見した廣川支社長は、同駅の利用客が今後も増えるとの見通しを示し「可能な限り早期に新ホームを供用したい」と述べた。同駅の混雑緩和を重要課題としてきた福田市長は「今春に担当ポストを設けて短期間でJR側と協議を重ね、この日を迎えた。大変意義深い」と強調。「人口増に伴う交通課題には、今後もしっかりと対応していく」とした。


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