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「『身内の争い回避』2人は一致していた」
勝さん西郷どん、子孫が語る 無血開城150周年で対談

話題 神奈川新聞  2018年07月17日 09:28

江戸無血開城から150周年を迎え、勝海舟の銅像の前で握手を交わす高山さんと西郷さん=東京都墨田区
江戸無血開城から150周年を迎え、勝海舟の銅像の前で握手を交わす高山さんと西郷さん=東京都墨田区

 幕末の江戸無血開城(1868年)から150周年を記念し、歴史の節目の主役となった勝海舟と西郷隆盛の子孫が16日、勝の生まれ故郷である東京都墨田区で対談した。勝の玄孫(やしゃご)のフリーライター・高山みな子さん(56)=鎌倉市在住=は「身内同士の争いなど、外国を利する行いは絶対にしないという国防論で2人は一致していた」などと衝突回避の背景を解説した。

 徳川軍総裁の勝海舟と、新政府軍参謀の西郷隆盛は2度にわたり会談。この場の合意により江戸は戦火を免れ、その後の文明開化の進展に弾みがついた。

 高山さんと対談したのは西郷のひ孫の吉太郎さん(70)。2人は対談を前に隅田川沿いに立つ勝海舟の銅像に献花。先祖に思いを重ね握手を交わした。

 高山さんは「海舟と隆盛の初対面は江戸会談の4年前。共に酒は苦手で好物はウナギなので、かば焼きを楽しみながらの対談だったと思う」と親族ならではの推測で会場を沸かせた。

 西郷吉太郎さんは「『隣国との結束』は隆盛の国防論の柱。目指す外交は自身の派遣による対話を軸とした『遣韓』であり『征韓』ではない」と説明。「(勝が)批判を恐れず(西南戦争後に)真っ先に名誉回復へ立ち上がってくれたのも隆盛の志を理解していたからだ」などと主張した。

 対談は「海の日」に合わせ、開国史にまつわるフォーラムを開いてきた勝海舟顕彰会(廣田健史会長)の主催。15回目の今年は、すみだリバーサイドホールで約700人が聴講した。


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