18日午前9時20分ごろ、大磯町西小磯で、「突風か竜巻かで住宅の屋根が飛んだ」と住民から110番通報があった。神奈川県警大磯署などによると、木造平屋建て住宅1棟が半壊した。けが人はなかった。
署によると、住宅は空き家で、屋根瓦が吹き飛び周囲に散乱したほか、近くの店舗の壁の一部がはがれるなどした。県や町によると、午前9時半に町内で最大瞬間風速16メートルが観測され、同地区で5棟に被害が出たという。
現場は国道1号沿いの住宅地。目撃した女性は「5階建てくらいの高さの竜巻が、南から北にトタンなどをガラガラと巻き込みながら30秒くらい進んで行った。恐怖を感じた」と振り返った。近くの電器店の女性は「うなりがして最初は地震かと思ったら、窓の外が真っ白だった。外出自粛で人も車も少なく、巻き込まれずによかった」と話した。