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横浜市心部市内の復興と発展紹介 セミナーで専門家が講演

話題 神奈川新聞  2018年07月16日 09:25

横浜の都市計画の歴史を紹介した教授=横浜市開港記念会館
横浜の都市計画の歴史を紹介した教授=横浜市開港記念会館

 「歴史を生かしたまちづくりセミナー」が15日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれ、市民ら約100人が参加した。横浜歴史資産調査会と市の主催。

 セミナーは、市が1988年に「歴史を生かしたまちづくり要綱」を制定したことを契機に、現存する市内の歴史的建造物や景観の魅力を知ってもらうために毎年開催している。

 今回は、同日から国際都市計画史学会大会が市内で始まったことに合わせ、開港以来の港湾機能の拡充、関東大震災と空襲の被害を乗り越えて発展した市心部の歴史などをテーマに、3人の専門家が解説した。

 横浜市立大の教授は「横浜の都市計画史とその遺産」と題して講演。「日本大通や大桟橋などの施設が整備され、震災や戦災で大きく破壊されたが復興を果たすなど、時代時代でさまざまな計画が作られ、連歌を詠むように改良が加えられてきた」とまちの成り立ちを説明した。

 要綱の成果で山手地区の洋館の保存活用が進んだ事例を紹介する一方、「港町でありながら近年、倉庫が取り壊されている。戦後の防火建築帯の建物群についても、計画遺産として何を引き継ぐか考えなければならない」と訴えた。

 このほか、工学院大の准教授が戦後の闇市から始まった野毛地区の歴史、オランダのデルフト工科大の教授がクルーズ船来港の経済的効果などについてそれぞれ講演した。


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