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近代史に思いはせ 千代ケ崎砲台跡を初公開

カルチャー 神奈川新聞  2016年10月26日 02:00

千代ケ崎砲台跡を見学する参加者ら=横須賀市西浦賀
千代ケ崎砲台跡を見学する参加者ら=横須賀市西浦賀

 東京湾口の防御のため明治期に整備された国指定史跡「千代ケ崎砲台跡」(横須賀市西浦賀、1万5435平方メートル)が25日、初めて一般公開された。見学ツアーの参加者らは、1世紀以上前の遺構に触れながら日本の近代史に思いをはせた。

 同砲台は日清戦争中の1895(明治28)年に完成し、りゅう弾砲6門などが整備された。大砲を据えた砲座や「オランダ積み」と呼ばれるれんが造りのトンネルなどが残り、2015年に国史跡に指定。現在は市が管理する。

 ツアーは、横須賀市を含め旧軍港4市が日本遺産に認定されたのを記念して実施。参加者は、懐中電灯を手に薄暗いトンネルや階段を進み、砲座部分や地下の弾薬庫跡などを見学した。市内から参加した西坂正己さん(75)は「兵隊が常駐できるような(水などの)ライフラインまで考えられており、明治20年代に設計したとは思えない」と驚いていた。

 25、27日の見学会には定員72人の3倍近い約200人の応募があった。市は今後もツアーなどを企画しながら、将来的な一般公開に向けて保存活用計画の策定を進める。


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