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朝食で元気に学校へ 相模原の団地で「子ども食堂」を試行

話題 神奈川新聞  2018年07月10日 13:17

パンを食べる子どもたち =相模原市緑区上九沢の市営上九沢団地
パンを食べる子どもたち =相模原市緑区上九沢の市営上九沢団地

 子どもたちに無料で朝食を提供する試みが9日、相模原市緑区上九沢の市営上九沢団地で行われた。団地内で「子ども食堂」を開き、これまで夕食を提供してきた住民グループ「くすのき広場」が地元企業などの支援を受けて初めて企画。地域の大人と一緒に朝食を食べて元気に学校に通ってもらおうと、さまざまな種類のパンを用意し、約30人の子どもがおいしそうに頬張った。

 「おはよう」「おなかすいた」。午前7時すぎ、上九沢団地の多目的室前に並べられたテーブルに子どもたちが集まってきた。コッペパン、あんパン、クリームパンなど、10種類以上のパンとお茶やスポーツドリンクが並ぶ。地域の大人たちが手渡し、一緒のテーブルに座った。子どもたちは「朝ごはんを食べないこともあるのでうれしい」「1人で食べるより楽しい」と笑顔で味わっていた。

 くすのき広場は4年前に活動を始め、現在は月に2回、地域の子どもたちに無料で食事を提供する子ども食堂「くすのき食堂」を運営。カレーライスやハンバーグなど、手作りの夕食を子どもたちに無料で提供し、勉強も教えている。

 2017年度の国の調査で朝食を「食べていない」「あまり食べていない」とした市内小学生の割合は合計で5・5%(全国平均4・6%)、中学生は8・8%(同6・8%)。朝食を食べない子どもの割合が全国平均より高いことから、市が主催する子ども食堂運営団体向けの情報交換会を通じて、地元企業の「オギノパン」(同市緑区長竹)からパンの無償提供を受けた。企業などから寄付された食品を提供する団体「フードバンクかながわ」が飲み物を寄贈し、子ども食堂支援団体「フードコミュニティ」が食材を運搬した。

 くすのき広場の吉澤肇代表(72)は「地域の大人と楽しく朝食を食べて、規則正しい生活リズムを身に付けてほしい」と話した。今後も定期的に朝食を提供するかを検討していくという。

 市が把握している市内の子ども食堂は29カ所。夕食の提供が中心で、朝食の試行は市内で初めてという。


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