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旧大口病院患者中毒死、元看護師を逮捕 殺人容疑で県警 消毒液混入「20人ぐらいに」

社会 神奈川新聞  2018年07月07日 17:31

大口病院から名称を「横浜はじめ病院」に変更した病院=2017年12日、横浜市神奈川区
大口病院から名称を「横浜はじめ病院」に変更した病院=2017年12日、横浜市神奈川区

 横浜市神奈川区大口通の旧大口病院(現・横浜はじめ病院)で2016年9月に入院患者の高齢男性2人が相次ぎ中毒死した事件で、神奈川署特別捜査本部は7日、うち1人の体内に消毒液を混入させて殺害したとして、殺人の疑いで、同院の元看護師久保木愛弓容疑者(31)=同市鶴見区下末吉5丁目=を逮捕した。

 特捜本部によると、同容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。捜査関係者によると、「20人ぐらい(の入院患者)にやった。ストレスがあった」などとも供述しているという。事件は発覚から約1年10カ月後に、急展開した。

 逮捕容疑は、16年9月18日午後3時ごろ~4時55分ごろまでの間、4階の病棟に入院していた同市青葉区の無職男性=当時(88)=の体内に、消毒液を混入させて殺害した、としている。

 この2日後の同20日には、無職男性と同室に入院していた同市港北区の男性=同=も死亡した。これまでの捜査で、ともに司法解剖などの結果、遺体から消毒液に含まれる殺菌作用が強い界面活性剤の成分が検出され、死因は中毒死と判明している。同容疑者は事件後に退職した。

 特捜本部は何者かが注射器で、点滴袋のゴム栓から消毒液を混入したとみて、病院関係者らを中心に捜査を進めていた。捜査関係者によると、ほかに高齢患者2人の遺体からも界面剤の成分が検出されたことも分かった。

 病院関係者によると、同院の4階病棟では同年7月1日以降、事件が発覚するまでの約2カ月余りで患者計48人が死亡している。特捜本部は、この経緯も踏まえ、同容疑者が複数の患者の体内に消毒液を混入させた可能性もあるとみて、捜査する。


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