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沿線の空き家を改修・賃貸 湘南信金が京急と連携

経済 神奈川新聞  2018年07月07日 13:22

京急線沿線では「谷戸」などで空き家が増えている=横須賀市内
京急線沿線では「谷戸」などで空き家が増えている=横須賀市内

 湘南信用金庫(横須賀市)は、空き家対策を想定した金融商品「リバースモーゲージ『安心生活』京急連携プラン」の取り扱いを開始した。空き家問題が深刻な京急線沿線を対象に、オーナーが物件を担保に湘南信金から借り入れた資金で住宅をリフォームし、改修後の物件を京浜急行電鉄(東京都港区)が借り上げ、新たな入居者に貸し出す仕組み。

 近年、高齢者が施設に入居したり、家族と同居したりすることで、自宅が空き家になるケースが増加傾向にある。同サービスは、そうした問題を未然に防ぐ狙い。湘南信金と京急電鉄、日本保証(東京都港区)の3者が沿線の地域経済活性化を目的に締結した業務連携協定に基づく取り組み。

 利用者は、湘南信金から、日本保証が保証するリバースモーゲージ(高齢者が持ち家を担保にリフォーム、生活資金などを一時的に借り入れる融資商品)で借り入れた資金を元手に、京急グループが提案するリフォームを実施。

 改修後の物件は京急電鉄が借り上げるため、オーナーには物件の稼働状況に関係なく既定の賃料が一定期間、支払われる。2年ごとに契約が終了する定期借家契約を活用しており、契約終了時には自宅に戻ることも可能。

 事業エリアは京急線沿線。対象は申込時55歳以上、77歳以下で、借入額は100万円以上、5千万円以内。金利は変動金利で2・475%。契約者が死亡した際は、担保物件の任意売却や手元資金による元金一括返済が必要という。

 湘南信金の担当者は「空き家の増加は今後も続くと予測される。3者が連携し、未然に防ぐことで京急沿線の活性化を目指したい」としている。


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