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第二海堡上陸解禁へ 国、横須賀市で定期航路ツアー実施も

話題 神奈川新聞  2018年07月04日 12:05

第二海堡の上陸ツアー実現に向けた協議会の第1回会合=国交省関東地方整備局
第二海堡の上陸ツアー実現に向けた協議会の第1回会合=国交省関東地方整備局

 東京湾に浮かぶ要塞(ようさい)「第二海堡(かいほう)」への上陸を解禁する動きが始まった。急増する訪日外国人観光客などに対応するため、国や横須賀市などは今秋にも試行的な上陸ツアーを行い、来年度内に定期航路でのツアー実施に移す構えだ。

 政府は今年1月の「観光戦略実行推進タスクフォース」で、一般の立ち入りが禁じられている第二海堡を観光資源として公開するように提言。これを受けて国土交通省は3日、第3管区海上保安本部(横浜)など国の関係機関や横須賀市、千葉県富津市、旅行業界などで構成する「第二海堡上陸ツーリズム推進協議会」を設置した。

 横浜市中区の国交省関東地方整備局で開かれた第1回会合で、同局の石橋洋信港湾空港部長は「歴史遺産として地域振興に最大限活用していきたい」とあいさつし、官民が連携して上陸ツアーを早期実現させると強調した。同協議会は今後、アンケートなどで利用者ニーズを把握し、料金設定などを検討する。

 第二海堡は明治から大正にかけて、首都防衛のために東京湾口部に建設された三つの人工島の一つ。国などが管理する公的施設で面積は約4万1千平方メートル。関東大震災で廃虚となったが、砲台跡や兵舎などが残っている。世界文化遺産に登録されている長崎市の端島(通称「軍艦島」)のような非日常的な光景が広がることから「東の軍艦島」とも呼ばれる。

 横須賀市と横須賀商工会議所などでつくる横須賀集客促進実行委員会は、海上から第二海堡を見学するクルーズと講演会を初めて企画し、16日に開催する。協議会が事業者を公募して今秋に予定されている試行的な上陸ツアーなどを通して、横須賀港からの定期航路の就航を目指している。


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