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緑区・白山地区にサロン お年寄りに憩いの場 空き家改修、特養が運営

社会 神奈川新聞  2018年07月02日 11:27

「Salon ジーバ」でお茶を飲みながら交流する地域住民ら
「Salon ジーバ」でお茶を飲みながら交流する地域住民ら

 お年寄りの引きこもりを防ぎ、交流の場を提供しようと、特別養護老人ホームさわやか苑(横浜市保土ケ谷区)が空き家を活用した交流拠点「Salon(サロン) ジーバ」を同市緑区に今春開設した。同苑の統括施設長の大矢陽子さんは「お年寄りが健康に過ごすには外出も重要。住み慣れた地域で健康に過ごしてほしい」と利用を呼び掛けている。

 サロンのある白山地区は鉄道の駅から離れ、坂道が多い住宅街。駅から遠くなるにつれ、飲食店も少なくなる。そのため男性を中心に自宅にこもりがちになる人も少なくないという。「心身にも悪影響で、出掛けることが『介護予防』にもつながる」と考えた大矢さんが憩いの場の提供を思いついた。

 サロンは約15年前まで、大矢さんが自宅として使っていた築約40年の一戸建て。車いす用のスロープを取り付けるなどバリアフリー化の改修工事をした。おじいさん、おばあさんの愛称「じー」「ばー」をもじって付けたジーバには、開催日は20人ほどが訪れるという。近所に住み数回利用している女性(76)は「静かな環境で話ができ、気に入っている。毎週開いており足しげく通える」と笑顔を見せる。


住宅街の中にある「Salon ジーバ」 =横浜市緑区
住宅街の中にある「Salon ジーバ」 =横浜市緑区

 地元住民のほか、同苑の入所者も利用する。サロン責任者の川村幸弘さん(76)は「自宅に帰ったような気分になれるようで、普段笑わない人がすてきな表情を見せてくれる」と話す。

 現在は、主に会話を楽しむ「場」の提供が中心で、第3火曜日には茶道教室を開いている。今後は、近隣のケアプラザから専門職員を招き、介護など福祉の相談ができる態勢も整える予定だ。

 毎週火曜日の午前10時~正午と午後1~3時に開所し、費用は1回100円。同伴者を除き、65歳以上の人が利用できる。問い合わせは、同苑電話045(381)3567。


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