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教室に行こう 伊勢原市立伊勢原小学校(伊勢原市)

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神奈川新聞  2004年06月06日公開  

考えを交わす
考えを交わす

考え、議論する道徳
「本当の『正直』ってどういうことだろう」


 5月18日。4年3組の児童が道徳科の授業で、「正直」ということについて考えている。

 「今日は、この話を通して考えましょう」。先生が教科書をゆっくりと読む。

 主人公がドッジボールで、かする程度に当たってしまった。しかし、誰も気づいていない様子なのでそのまま続けた結果、自分のチームが優勝し、友達から最優秀選手(MVP)だと褒められる、という話だ。

 「自分だったら正直に言う?」「それとも言わない?」と先生が問い掛ける。すると、数人の児童は「なんだか、友達をだましているようで嫌だから、正直に言う」「でも、こういう状況になったら、もう言えなくなっちゃうな」と、話の内容を自分のことと捉えて考え始める。

 しばらくの間、児童の考えを聴いていた先生が問い掛ける。

 「この前、誰かが宿題は嫌だと言っていたね。その気持ちに素直に、宿題をしないのは正直?」

 「えー」「それは違う」

 「でも、みんなが最初に言ってくれた『正直』は、『素直になること』『うそをつかないこと』だったよね?」

 児童の動きが一瞬止まった。

 「君たちが考える本当の正直って何?」。先生が問い掛ける。

 しばらくして、考えのまとまった児童が語り始める。「その時は嫌かもしれないけど、後でスッキリすること」「自分にも相手にも、うそをつかないこと」「後悔しないこと」「自分がよかったと思えること」


自分の考えを深める
自分の考えを深める

 児童の声が次々に教室に響く。発言しない児童も真剣に聞き入っている。

 授業の終盤、先生は「今日もたくさん考えたね」と優しくほほ笑んだ。
「最後は、自分と向き合う時間です」「今考えていることを書いておこう」

 児童たちは鉛筆を持ち、それぞれの思いを書きとめていた。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/


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