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朝採りトウモロコシ 普及「菜速」を 綾瀬市が認定証、ブランド化本腰

話題 神奈川新聞  2018年06月25日 10:05

綾瀬市内産の朝採りトウモロコシ=同市役所
綾瀬市内産の朝採りトウモロコシ=同市役所

 綾瀬市は、人気を集めている市内産の朝採りトウモロコシのブランド化に乗り出した。名称は「菜速(さいそく) あやせコーン」。トウモロコシの品質の高さや味の良さを広く伝えることで、農業振興はもちろん、市の知名度向上を図る。

 市農業振興課によると、市内産の朝採りトウモロコシは未明に収穫されるのが特徴。作付け時点で出荷先が決まっていることから、競りを省くことで収穫後6時間以内に店頭に並べられる。ブランドの名称も「最速」にかけて「菜速」と銘打った。

 甘さが魅力で、糖度はメロンを上回る。生産者でつくる市園芸協会トウモロコシ部会の山田英毅部会長(50)は「口の中に甘さが広がり、実は柔らかい」と自負する。

 出荷量は2015年度から17年度にかけて年間約85トンで推移し、北海道でも扱われるなど、販路が拡大している。安定した供給量や品質の良さから「市場の評価が高く、限られた数量の中で引き合いが強い」と市場関係者。ブランド化を通じ、他地区の産品との差別化も狙う。

 18日には市役所で、主婦や市場関係者、JAさがみ、同市職員ら7人による審査会が開かれ、ブランド化の基準について(1)信頼性(2)品質(3)市場性(4)将来性(5)地域貢献-の五つの視点から7項目を定めた。

 品質では、1本当たりの重さを350グラム以上、1反当たりの栽培本数を4千本以内などとした。同部会の生産者が未明に収穫したトウモロコシの審査も行われ、重さなどの基準を満たしていた。


19日に行われた認定証の授与式 =綾瀬市役所
19日に行われた認定証の授与式 =綾瀬市役所

 古塩政由市長は19日、生産者10人に認定証を手渡し、「いい風が吹いている。その流れを切らすことなくわれわれも皆さんと頑張っていきたい」と話した。山田部会長は「多くの皆さんの信頼、信用を裏切らないよう努力し続ける」と気を引き締めた。

 市は今後、収穫期の7月中旬ごろにかけ、中間検査を2回行う。2年ごとに認定審査会を行っていく考えだ。また、店舗での産地表示は県内産が多いことから、市内産だと分かるように店内向けのPOP広告づくりを今後検討していく。


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