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容疑者1人で勤務
預け中の不審者出入りなし 平塚・保育所乳児死亡

社会 神奈川新聞  2016年10月23日 02:00

 平塚市宮の前の無認可保育所で昨年12月、生後4カ月の男児が死亡した事件で、男児が預けられてから通報までの約4時間半、保育所への不審な人物の出入りはなかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。平塚署捜査本部は、当時1人で勤務していた元職員の男(34)=傷害致死容疑で逮捕=が暴行を加えたとみて、当時の状況を詳しく調べている。

 捜査本部によると、同容疑者は「やっていません」と供述、容疑を否認している。

 死亡した男児は、同月6日午前0時ごろに預けられ、同4時半ごろ、同容疑者が「息をしていない」と119番通報。司法解剖の結果、死因は脳挫滅で、頭の骨が折れ、脳内出血もあった。母親は、男児を預ける前に変わった様子はなく、病気などの異常もなかったと話していた。

 捜査本部は、複数の脳の専門医の鑑定から、預けられた後に暴行を受けた可能性が高いことや、誤って落としただけではできない傷であることなどから、人為的に極めて強い衝撃が加わったと判断した。

 捜査関係者によると、保育所内のカメラには、同容疑者が男児を抱えて画面からいったん消え、再び戻ってくる様子が複数回映っていたほか、送り迎えの保護者しか確認できていない。捜査本部は、犯行に関わることができたのは同容疑者1人だけだったとみている。

 男児が預けられた際、保育所には23人の乳幼児がおり、同容疑者が1人で面倒を見ていた。捜査本部は22日午前、同容疑で同容疑者を送検。この事件では、保育所内のパソコンを壊したとして、証拠隠滅の疑いで経営者の男(49)も逮捕、送検されている。


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