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レース技術の髄を防災に 元東海大教授・林さん発電機開発 

社会 神奈川新聞  2018年06月19日 10:48

非常用LPガスエンジン発電機を説明する林さん=東京都内
非常用LPガスエンジン発電機を説明する林さん=東京都内

 東海大工学部元教授の林義正さん(80)=鎌倉市=が開発を手掛けた非常用発電機が完成した。林さんは2008年、フランスの自動車耐久レース「ルマン24時間」に参戦した同大を率いたエンジニア。「レーシングエンジンのDNA」を宿した発電機はLPガスが燃料で小型さから場所を選ばない。手入れが必要で東日本大震災時に動かなかったとの報告もあるディーゼル発電機に代わり、小規模施設の災害対策に寄与する可能性を秘める。


膨らむ可能性


 電気設備工事大手の関電工(東京都港区)が旗振り役となり、配電機器の設計などを手掛ける三英社製作所(品川区)、林さんが最高技術顧問を務めるエンジン開発のYGK(山形市)が共同開発した。今年10月に発売予定という。

 関電工によると、2011年3月の東日本大震災直後、被災地の一部で停電時に消火設備やエレベーター、信号機などの非常用発電機が正常に作動しなかった事例があったという。

 非常用発電機の原動機はディーゼル式が主流だが、燃料が劣化しやすく定期点検も不可欠。手入れを怠っていたことが不具合を生じた一因とみられている。

 一方、今回開発した非常用LPガス発電機は、燃料が気体のため結露の発生や劣化が少なく、全国どこでも手に入りやすいという。

 またメンテナンスが3年に1度と手が掛からないのも利点だ。

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