三浦市の城ケ島と三浦半島を結ぶ城ケ島大橋が1日から無料で通行できるようになり、観光客から歓迎の声が上がっている。
全長575メートルの同大橋は1960年4月に完成。島民や島内の水産関連事業者は無料で、島外利用者は車種ごとに往復50~530円の通行料がかかっていた。
県東部漁港事務所によると、有料通行車両は近年、年間33万台強で推移。2018年度は約3230万円を徴収し、橋の維持管理費の一部に充てられてきた。一方、地元住民らから地域活性化のために無料化を求める声が高まっていた。
城ケ島を観光で訪れた東京都杉並区の主婦(47)は「気軽に来やすくなった」、横浜市中区の無職男性(60)は「便利になった。渋滞緩和にもつながる」と歓迎していた。
料金所やゲートは秋以降に撤去される見通し。