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愛川町長選、小野澤氏が再選 投票率35・23%

選挙 神奈川新聞  2018年06月18日 02:00

愛川町長選で再選が決まり万歳三唱する小野澤氏(中央)=17日午後10時20分ごろ、同町角田の事務所
愛川町長選で再選が決まり万歳三唱する小野澤氏(中央)=17日午後10時20分ごろ、同町角田の事務所

 任期満了に伴う愛川町長選が17日、投開票され、現職の小野澤豊氏(65)が、会社員の新人、小島淳氏(37)との無所属同士の一騎打ちを制し、再選を果たした。投票率は35・23%で、前回より12・16ポイント下回った。

 小野澤氏は、地元選出の国会・地方議員らの幅広い支援を受け、支持基盤を固めた。選挙戦では、自主財源比率7割超と堅実な財政運営に取り組んできた実績を強調。町経済の再活性化策として「半原水源地」跡地を活用した拠点整備の推進、中学校への温かい給食の提供などを掲げた。

 告示直前に出馬表明した小島氏は「若者が住み続けられる町を」と、都内への交通アクセス改善などを訴えたが、知名度不足に加え、出遅れが響いた。

 当日有権者数は3万2394人(男1万6895人、女1万5499人)。

 【投票総数】11414
 【有効投票数】11272
 【無効投票数】142

小野澤 豊氏の横顔


 大学卒業後、1977年に愛川町役場に入庁した。企画政策課長や総務部長などを歴任。副町長を退任直後の2014年、町長選で初当選した。趣味は庭木の手入れやジムでの運動。「思いやりと謙虚さ」が信条。息子2人が独立し、妻と2人暮らし。

【解説】2期目船出も課題山積


 現職と新人の一騎打ちとなった愛川町長選は、現職の小野澤豊氏が有権者の圧倒的支持を取り付け、新人の小島淳氏を退けた。

 今回の選挙は、小野澤氏が昨年末に「まだ道半ば」と再選出馬の意向を示し、その後は他に目立った動きはなかった。無投票と目されていたが、告示直前に小島氏が名乗りを上げ、「想定外」(小野澤氏陣営)の選挙戦が展開された。

 町職員出身で副町長などを務めた小野澤氏は、豊富な行政経験を生かし、町長就任後に地方債を10億円超削減した実績などを強調。オール与党の組織力で演説会を連日重ね、着実に支持を固めた。

 2期目の船出となる小野澤氏だが、課題は山積している。「半原水源地」跡地の利活用には巨額な財源が必要になる。温浴施設などを想定する計画に「維持管理だけで倒れてしまう」と批判した小島氏が一定の得票を収めたのは、町民の不満や不安とも受け取れる。

 少子高齢化や人口減少が進む中、「持続可能な町政運営」を掲げた小野澤氏は町民の負託にどう応えていくのか。行政手腕が厳しく問われている。


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