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今夏の湘南ひらつか七夕まつり中止 新型コロナで史上初

社会 | 神奈川新聞 | 2020年4月2日(木) 15:45

豪華な竹飾りと大勢の人出でにぎわう「湘南ひらつか七夕まつり」のパレード=2019年7月5日、平塚市
豪華な竹飾りと大勢の人出でにぎわう「湘南ひらつか七夕まつり」のパレード=2019年7月5日、平塚市

 日本三大七夕まつりの一つ「湘南ひらつか七夕まつり」の実行委員会は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月3日~5日に開催予定のまつりを中止すると発表した。節目の「第70回」の開催は来年以降に持ち越す。東日本大震災の直後も消えなかった平塚の七夕の灯火(ともしび)が初めて途絶えることになった。

七夕まつり「通常開催厳しい」 平塚、4月上旬に可否判断

 地元商業関係者らによる実行委が同日の会合で延期を決めた。感染予防とともに、地元商店街が新型ウイルス禍による経済的苦境に直面し、竹飾りの製作費用捻出が困難な状況が背景にあるという。関係者によると、飾りの製作過程でも感染の可能性があり、参加団体から中止を求める声があったという。

 平塚市は当初、4月中に開催可否を判断するとしていたが、東京五輪の延期決定を受けて前倒しした。落合克宏市長は3月下旬の会見で「不特定多数が来場し飲食も伴い、密集場所もできる。来場者の安全確保を第一に考えなければいけない」と通常開催は困難との見通しを示していた。

 七夕まつりは1951年に始まり、昨年はJR平塚駅前の商店街を500本の七夕飾りが彩り、3日間で155万人が訪れた。これまで中止となった例はなく、東日本大震災があった2011年も市が一度は中止方針を示したが、商店街の意向で期間を短縮し実施した。

「運転資金も足りない」声多く 商店苦境、費用捻出難しく

 
 

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