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【KーPerson】横浜流星さん
人間味ある高校生役 自分の知らない自分へ

K-Person 神奈川新聞  2018年06月17日 10:56

横浜流星さん
横浜流星さん

横浜流星さん

 7月6日から公開される映画「虹色デイズ」で、主役となる男子高校生4人組の一人、恵一を演じた=写真右端。少女漫画が原作だが、恋愛や進路に悩む男子の姿を等身大に描いている。

 「撮影中は誰かが言ったことにすぐ突っ込みを入れるなど、男子校のノリで楽しかった。自分の高校時代を思い出して共感することもあった」と振り返る。


「虹色デイズ」スチール映像(C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社
「虹色デイズ」スチール映像(C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社

 飯塚健監督の意向もあり「実際に恵一がこの世界にいたらどんな感じだろう」と、より現実感のある役作りに努めた。

 いつも笑顔で軽そうに見えるが、実は繊細で周りをよく見ていて、勘が鋭い恵一。「自分と似ているところが結構ありました。恵一は思ったことをずばっと言う。僕も、相手が悩んでいることに対して、たとえ傷つけたり、落ち込ませたりするとしても、相手にとってプラスになると思ったら、はっきり言う方です」

 他の3人は恋愛中だが、恵一は交際中の相手も、片思いの相手もいない。仲間内で誰かが恋愛すると、置いて行かれないように、好きでもない相手と付き合ってしまう場合があるかもしれない。

 「僕は(流されずに)自分を持っていることがいいな、と思う。恵一はみんなが恋をして悩んでいる中で、『ちゃんとした本気の恋がしたい』と本音を漏らすんです。そういうところがよかった。この先、すてきな人に出会って幸せに過ごしてほしい」と笑う。

 共演した高杉真宙さんとは、同じ高校に通った同級生だが、当時はほとんど交流がなかった。「この仕事をしていなかったら、関わることもなかっただろう人と今は仲良くなっている。そういう出会いが不思議だなと感じます」

 高校2年の終わりに戦隊ものへの出演が決まり、「この仕事でご飯を食べていく覚悟ができた」という。人気稼業で不安定な職業だと心配していた両親も、最終的には「やりたいことをやりなさい」と背中を押してくれた。

 今、「役を通して自分とは違う人格になることで、自分でも知らなかった自分が引き出される」と、俳優の面白みを感じている。「人間としても大切なことを作品を通して一つ一つ経験できる。俳優として一生懸命生きていきたいです」

よこはま・りゅうせい 俳優。1996年、横浜市生まれ。
2011年ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」で俳優デビュー。14年「烈車戦隊トッキュウジャー」に出演し、広く人気を得る。現在、映画、テレビ、舞台と活躍中。
特技は極真空手(初段)。11年第7回国際青少年空手道選手権大会13・14歳男子55キロの部優勝。
18年は「honey」(3月)、主演「兄友」(5月)、「青の帰り道」(冬予定)と映画の公開が相次ぎ、19年も主演「愛唱」が控える。
佐野玲於、中川大志、高杉真宙と共に主演を果たした映画「虹色デイズ」が、7月6日から全国公開。

記者の一言
 このところ高校生役での映画出演が続いているが「今しかできない」と積極的に取り組んでいるそう。「今、学生時代を過ごしている方たちには、毎日キラキラした青春を過ごしてほしい」。実は取材の数日前、「虹色デイズ」のポスターを前に、女子高生らが「かっこいい!」と胸キュンな会話を交わす様子を記者は目撃。横浜さん自身がキラキラの源になっているのかも。地名そのままの珍しい名字は本名。代々横浜の住人かと思いきや「父方の祖母は青森の生まれ。向こうには、割とある名前らしいです」という。3歳まで横浜市内で育ち、小学生の頃、家族で再訪したことがある。「住みやすそうな町だなあと思いました。今は都内ですが、将来は郊外に住みたいんです。横浜はいい雰囲気で落ち着きます」


横浜流星さん
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