他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 3Dプリンターでマスク自作 川崎の企業が設計データ公開

新型コロナ
3Dプリンターでマスク自作 川崎の企業が設計データ公開

経済 | 神奈川新聞 | 2020年3月31日(火) 21:56

3Dプリンターで作られた3Dマスク。内部に布やガーゼ、紙などを当てて使う(イグアス提供)
3Dプリンターで作られた3Dマスク。内部に布やガーゼ、紙などを当てて使う(イグアス提供)

 川崎市幸区のIT関連機器の専門商社「イグアス」が、自社で販売する3Dプリンターを活用し、繰り返し利用可能な独自のマスクを開発した。23日からは自社のホームページで設計データ(STLデータ)も公開。マスク不足が深刻化する中、新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらう。

 マスクに適したナイロン粉末素材が使用可能なことや、短時間で製造できる点を踏まえ、同社は3Dプリンターに着目。柔軟性や耐久性に富み、軽量で洗浄も可能なマスクを製作した。

 マスク内部は布やガーゼ、紙類など自由に素材がセットできる仕様となっている。装着した社員からは「堅そうに見えるが、フィット感もよかった」「繰り返し使える点がよい」などの声が挙がったという。

 設計データを公開すると、既に6千件以上ダウンロードされ、個人や企業からも問い合わせが相次いだ。同社は「企業が協力すれば、安く大量に生産することも可能になるのでは」と話している。

 
 

新型コロナに関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング