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多摩川の氾濫リスク再確認 住民ら共同点検

社会 神奈川新聞  2018年06月13日 17:12

堤防の現況や周囲の地形などを確認した多摩川の共同点検 =多摩区
堤防の現況や周囲の地形などを確認した多摩川の共同点検 =多摩区

 水害の多発する時季に入ったことを受け、台風や豪雨時に氾濫の危険性が高い地点を地元住民らと確認する共同点検が8日、川崎市の多摩川河川敷などで行われた。河川管理者の国土交通省京浜河川事務所の担当者は「洪水時は命を守るのが第一。安全な避難場所を確認しておいてほしい」と呼び掛けた。

 点検が行われたのは、小田急線登戸駅(多摩区)付近の多摩川右岸。堤防の幅や高さがやや足りず、降雨の状況によっては氾濫が起きる恐れがある。

 同事務所はそうした現状や河川改修の課題を説明した上で、「堤防などの整備が追い付いていないところがある一方、強い雨が頻繁に降るようになった。ハード対策だけでは対応が難しい」と説明。水位上昇が見込まれたときは堤防に土のうを積むなどして越水を防ぐ必要があるとした。

 地元の登戸多摩川町会の川鍋賢昭会長(68)は「台風で増水することはあるが、決壊まで心配している住民は少ない。危険性を知らせたい」と話した。


登戸駅付近の対岸にある「多摩川決壊の碑」=東京都狛江市
登戸駅付近の対岸にある「多摩川決壊の碑」=東京都狛江市

 共同点検は対岸の東京都狛江市でも行われた。狛江市側では1974年の台風で堤防が決壊、家屋19棟が流される水害があり、教訓を後世に伝える碑が河川敷に建てられている。

 京浜河川事務所は今後、鶴見川や相模川でも共同点検を実施する。


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