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箱根・大涌谷で5月に噴出物 気象庁「噴火でない」

社会 神奈川新聞  2018年06月13日 02:00

大涌谷で行われた火山ガスの定点調査=12日、東海大理学部大場武研究室提供
大涌谷で行われた火山ガスの定点調査=12日、東海大理学部大場武研究室提供

 活発な噴気活動が続く箱根山(箱根町)の大涌谷で5月中旬、一部の噴気孔から泥水とみられる噴出物が出ていたことが、気象庁の調査で分かった。周辺に噴石などはなく、同庁火山課は「噴火が起きたのではない」としている。

 同課によると、噴出物が確認されたのは同月16日夜から17日にかけての間。大涌谷に設置している監視カメラが、噴気とともに霧状に巻き上げられた場面を捉えた。現地調査で噴石や小石の飛散は確認されなかったが、噴気孔の風下側30メートルの範囲で地表が黒く変色していた。


火口や噴気孔などから蒸気の噴出が続く大涌谷
火口や噴気孔などから蒸気の噴出が続く大涌谷

 地震活動は引き続き低調で特段の地殻変動もないため、同課は「火山活動は活発化していない」と判断。5段階の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)を維持している。

 今月12日に大涌谷で火山ガスの定点観測を行った東海大の大場武教授も「火山活動に特段の変化はない」との見解を示した。


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