新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、藤沢、相模原両市が30日、新たに計3人の感染を発表した。
藤沢市は、同市内に住むともに40代で大学職員と自営業の男性2人で、いずれも軽症という。
大学職員の男性は英国籍で16日から英国に滞在し、25日帰国。成田空港から公共交通機関で帰宅した。26日に発熱やせきの症状が出て、29日にPCR検査で陽性が判明し入院した。自営業男性は25日に発熱や倦怠けんたい感を訴え、29日の検査で陽性が判明し入院。20日に市外の複数の飲食店で知人4人と会食、このうち2人の陽性が確認されたという。
相模原市は、同市内に住む20代女性1人で軽症という。都内で勤務する会社員で、22日にせきの症状があり、23日から自宅で療養していた。
また、横須賀市は30日、29日に感染が判明した60代女性が市内のスポ-ツジム「ゴ-ルドジム横須賀神奈川店」を利用していたと発表。女性は24、26日に利用しており、同時刻の利用者約150人に14日間の健康観察を要請したという。同ジムは30日から4月3日まで臨時休館にした。
同市は、市立市民病院の女性看護師の感染を受け実施していた同僚ら51人のPCR検査が、全員陰性だったことも明らかにした。