新型コロナウイルスの感染拡大抑止に向け、県が外出自粛を求めた週末の28日、秦野市の中心にある公園(同市新町)では、ストレスを発散させようと、わが子や孫を遊ばせる保護者らの姿がちらほら見られた。
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市内に住む主婦(59)は遊具で遊ぶ孫を見守っていた。「家にいると、子どもはゲームばかりで、親子ともストレスもたまるし、かといって遠くには行けないからね…」
全国で毎日、感染が確認されたと報道される。主婦は「4月からどうなるのだろう」と孫たちの身を案じた。
妻(31)と長男(1)と小田原市内から足を運んだ男性会社員(43)も「あまり外に出てはいけないのだろうけど、子どものストレスを考えると、公園ぐらいはいいかなと思った」と話し、妻は自粛要請に「やむを得ないと思う」と理解を示した。
公園の近くを流れる水無川沿いでは、桜が見頃を迎えたが、足を止める人は少なかった。