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地域創生のヒントとは? 横須賀で九州パンケーキ社が講演

話題 神奈川新聞  2018年06月06日 12:08

「地域活性化に必要なのは、地元を愛する起業家を輩出すること」と熱弁する村岡さん=横須賀市小川町
「地域活性化に必要なのは、地元を愛する起業家を輩出すること」と熱弁する村岡さん=横須賀市小川町

 人口減に苦しむ三浦半島で、「地域創生」をどう仕掛けるか-。そのヒントを探る講演会が4日夜、横須賀市内で開かれた。登壇したのは、九州産の材料にこだわった「九州パンケーキ」を世界で販売する「一平」(宮崎県)の社長で、九州各地のまちづくりにも携わる村岡浩司さん(48)。村岡さんは、まちづくりに関心を持つ約50人に対し、「地域活性化に向けて真に必要なのは、地元を愛する起業家や経営者を見いだし、育てること」と熱く語った。

 村岡さんはすし店の2代目として宮崎県で生を受けた。「九州の新しい食文化を創造し、人と地域を笑顔にする」をキーワードに、事業家として多くの飲食店を経営する一方、地域創生の拠点として廃校になった小学校をリノベーション(大規模改修)する活動などにも取り組んでいる。

 「世界がうらやむ九州の実現」を夢見る村岡さんは「大企業や大都会が世界の豊かさをけん引した時代は終わった。これからはローカルから個性豊かなビジネスアイデアが生まれる」と指摘。「イノベーション(改革)は地方都市の方が生まれやすい。イノベーターに必要なのは、『この町はこのままではだめだ』という危機感や渇望、自分の未来を信じることができる強い意志」と訴えた。

 続いて行われたトークセッションには、横須賀で生まれ育ち、現在も市内で事業を手掛ける企業経営者ら3人が参加した。

 アプリ開発会社「タイムカプセル」の相澤謙一郎社長は「三浦半島というくくりで、もっと強い連帯から生まれるビジネスをつくり出したいが、途方もないハードルがある」と現状を説明。これに対して村岡さんは「今後一つの自治体だけ劇的に人が増えることはあり得ない。もう少し広域な経済圏でつながり合った方が良い。東京都の人口は九州全体と同じで、横須賀がその近くにあることはうらやましい」とエールを送った。

 イベントは、起業家らが集まるシェアオフィス「16Startups(イチロク・スタートアップス)」(同市小川町)で開かれた。


地域創生のあり方をテーマに語る村岡さん(左端)と横須賀の企業経営者ら=横須賀市小川町
地域創生のあり方をテーマに語る村岡さん(左端)と横須賀の企業経営者ら=横須賀市小川町

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