新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内の感染者数が27日、累計100人を超えた。死者は5人。1日当たりの判明者は初めて2桁に達し、増加傾向に歯止めが掛かっていない。
黒岩祐治知事は「一番心配しているのはこの先。一気に増える感染爆発を想定しながら対策を進めなければならない」と指摘。26日には今週末の外出自粛を県民に要請しており、都市機能停止や医療崩壊を避けるには「今の時期が非常に重要」と訴えていた。
27日は30代~80代の男女11人の感染が新たに判明。横浜市内では入院中の90代女性が死亡した。
県の集計(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を除く)によると、27日までに発表された感染者は109人で、1日当たりの感染者数は6人が最多だった。24日時点の感染者は84人で、内訳は入院45人、退院30人、死亡4人など。