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大磯・中学給食問題 生徒ら切実「校内で調理を」

社会 神奈川新聞  2018年06月01日 02:00

中学生から寄せられた意見や感想を説明する大磯町の野島健二教育長(右)=同町西小磯の町郷土資料館
中学生から寄せられた意見や感想を説明する大磯町の野島健二教育長(右)=同町西小磯の町郷土資料館

 大磯町立中学校で給食が休止している問題で、町教育委員会は30日、町郷土資料館(同町西小磯)で、中学校給食の在り方について生徒と意見を交わす懇談会を開いた。町立大磯、国府の両中学校の生徒会役員計13人が対象で、校内で調理する「自校方式」の導入を求める声が相次いだ。

 町教委が生徒の声を直接聞き取ったのは、昨年9月に残食率の高さや異物混入が発覚して以来初めて。

 町教委によると、生徒からは「小学校の給食はおいしかった。中学校給食はその延長線上で(校内で調理する方式を)導入してくれるとうれしい」という声が大半を占めた。生徒側は温かさなどを重視する傾向だったという。「自校方式」以外は、近隣の小学校で調理する「親子方式」が挙がった。

 昨年10月から中断している業者による「デリバリー方式」については「給食に関するアンケートを学校でまとめていた最中に止められ、残念だった」「(味や温度は)休止直前は改善されていた」との感想がある一方、「お昼になると(見た目がおいしくなさそうだと)大声が上がり、罰ゲームのような食べにくい雰囲気になった」との指摘もあった。

 懇談会後、野島健二教育長は取材に対し「マナーを含めた食育にも関心があるなど、さまざまな意見があった。学校内での調理を望む声には、衛生面への期待も込められている。寄せられた声を今後の検討会にも反映させたい」と話した。


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