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安心安全のまちづくりに取り組む 11月に厚木市でアジア会議

政治行政 神奈川新聞  2018年05月28日 11:26

厚木市役所
厚木市役所

 世界保健機関(WHO)推奨の国際認証制度で安心安全のまちづくりに取り組む「セーフコミュニティ」(SC)-。厚木市が認証取得をしていることから、専門家などが集う「アジア地域セーフコミュニティ会議」が11月12~15日、市内で開かれる。開催まで半年を切り、市職員の研修なども始まり、徐々に機運が高まってきた。 

 SCは「事故やけがは偶然に起こるものではなく、予防できる」との理念の下、地域住民や行政などが協働し、安心・安全で健康に暮らせるまちを目指す総合的な活動。1989年にスウェーデンの世界会議でSCの概念が宣言され、関係機関も発足した。運動は世界規模で広がった。

 同市は2008年にSC取得を宣言。当時、各種刑法犯の認知件数で県内上位を多く占め、悪質な客引きなどで体感治安の低下に悩まされており、交通安全や子どもの安全など八つの観点で対策に着手した。10年に世界223番目、国内3番目の認証都市となった。15年には再認証を取得している。

 体感治安に関する市民意識調査も取得前より改善が進むなどしたことから、同会議が市内で開かれることに関係者の感慨も深い。小林常良市長は今月22日の会見で、「(取得を宣言した)10年前は犯罪や交通事故が多く何とかしないといけない喫緊の課題だった。厚木がやってきた安心安全の取り組みをアピールしていきたい」と述べた。

 アジア各国で会場を移しながら2年に1度開かれ、厚木での開催で9回目となる同会議は「自助・共助・公助による安全の創出」がテーマ。「アミューあつぎ」(同市中町)と「レンブラントホテル厚木」(同)の2会場で、国内外の取り組み事例を紹介するパネルディスカッションや、産官民での連携に関する基調講演など多彩なプログラムを予定。12テーマに上る分科会も開かれる。

 開催まで半年を切り、準備も進む。今月16~17日には同市役所でSCや同会議への理解を深める職員向け研修会を開き、約200人が参加。同会議初日の11月12日に市内の取り組みを紹介するシンポジウムを予定しており、市は6月以降、参加申し込みを受け付ける。


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