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【挑む中小企業】子育て商品で応援 動物キャラクター人気に

経済 神奈川新聞  2018年05月24日 16:34

バッグなどのキャラクターがあしらわれた商品をアピールする國原奈保美さん=川崎市麻生区
バッグなどのキャラクターがあしらわれた商品をアピールする國原奈保美さん=川崎市麻生区

 明るく朗らかな黒猫のグレースに、おっちょこちょいなブタのパブロ-。個性豊かな動物のキャラクターが活躍する子育て商品などを取り扱うオリジナルブランド「POETIC(ポエティック)」を展開するニックナック(川崎市麻生区)は、商品や会員制交流サイト(SNS)を通じて子育て中のパパ、ママを応援している。3月からは、子育て世代が急増する武蔵小杉エリアのショッピング施設、グランツリー武蔵小杉(同市中原区)での販売も開始。「キャラクターも一緒に子育てに参加し、手伝える存在を目指したい」と意気込む。

 社長の國原敬正さん(60)が、勤めていた米国雑貨の輸入販売会社を退職し、独立した。実家が小田原市で土産物などの物産を取り扱う会社を経営していた関係で木工品の職人とも交流があり、当初は骨董(こっとう)調の木の箱などを製造販売し、人気を集めた。

 その後、中国の工場を紹介してもらいぬいぐるみを輸入するほか、インドから布を輸入するなど、流行していた雑貨類の輸入販売などを手広く手掛けるようになった。「でも流行には浮き沈みがあり、追い切れなくなってきた」と國原社長の妻で同社広報担当の奈保美さん(60)。流行に左右されない核となる事業を展開しようと2005年、子ども用の商品に照準を定めたオリジナルブランドを生み出した。

 日本語で「詩的な」という意味のブランド名には、子育てを応援する思いが込められる。奈保美さんは「キャラクターが詩のようにつぶやき人に語りかけ、子育てを励ませれば、と名付けた」と振り返る。

 現在、自社デザイナーによる動物キャラクターは20種類に上り、増え続けている。スエット生地にアップリケや刺しゅうでキャラクターがあしらわれたバッグや母子手帳ケースなどの商品は、大手玩具専門店や子ども雑貨店などに卸している。また、1月からはインターネットでの直販店舗も開設した。

 商品の販売にとどまらず、子育て応援をより強く意識するようになったきっかけは数年前、商品を購入した障害児の母親から「息子も(キャラクターが)大好きです」と心のこもった手紙が寄せられたことがある。「こんなに喜んでもらえて、私たちもとても励まされた。こちらも子育て中のパパママを応援しないと、との思いを強くした」(奈保美さん)。

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