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戦没・殉職船員、安らかに 横須賀・観音崎公園で追悼式 

社会 神奈川新聞  2018年05月16日 02:00

追悼式で献花する参列者ら=横須賀市鴨居の県立観音崎公園
追悼式で献花する参列者ら=横須賀市鴨居の県立観音崎公園

 「第48回戦没・殉職船員追悼式」が15日、県立観音崎公園(横須賀市鴨居)の慰霊碑の前で行われた。第2次世界大戦で犠牲になった船員や、戦後に海難事故で亡くなった船員の遺族や関係者ら約500人が参列。犠牲者に哀悼を捧げ、海上の平和を祈った。

 追悼式では、主催する日本殉職船員顕彰会の朝倉次郎会長が「海洋国家日本として、平和と繁栄を享受できているのは、志半ばで海に散った戦没船員と、海運と水産業で不幸にしてその職に殉じられた船員の、尊い犠牲と功績の上にあることを決して忘れてはならない」と式辞を述べた。遺族や関係者は「安らかにねむれ わが友よ 波静かなれ とこしえに」と刻まれた碑に献花した。

 戦争体験船員として参列した水野孝さん(88)=千葉県=は1944年10月、15歳で乗船した貨物船が魚雷を受けて大破。海員養成所の仲間を失った。「なぜ私が生き残り、仲間たちが死ななければならなかったのか。ずっと申し訳なく思ってきた。毎年、ここには亡くなった仲間に会い来ている」と話した。

 同碑に奉安されているのは戦没で6万643人、殉職で2971人。 


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