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箱根消防団に初の女性団員 イメージ一新、さらに増員へ

政治行政 神奈川新聞  2018年05月11日 02:00

 高齢化や人口減などにより減少傾向が続く消防団員を確保しようと、箱根町消防本部が対策に力を入れている。4月には消防団発足以来初の20代の女性団員が入団。箱根山の火山活動活発化や観光客の増加などに伴い、消防団員の必要性がより高まっており、同本部は女性団員の誕生をさらなる団員拡充へ、弾みとしたい考えだ。

 同本部は、2015年から広報紙などを通じて女性団員募集のPRを開始していたが、4年越しで女性団員が誕生。担当者は「男性社会のイメージが変わり、増えていくきっかけになってくれれば」と話す。

 その期待の背景には、消防団員の減少がある。

 同本部によると町の消防団は1956年、町村合併により同町ができた際に設置されたが、90年ごろから団員の確保が困難に。人口減が原因の一つとみられ、近年は330~340人ほどで推移、70年ごろに定められた370人の定員割れが続いている。

 同本部では女性団員募集の広報活動のほか、2017年度からは、学生が消防団活動を通じて地域に貢献した功績を認証し、就職活動などで役立ててもらう制度も導入。消防団員がいることを示す事業所向けのステッカーを作製するなど、対策に乗り出している。

 2016年の同町の入り込み客数は約1956万人で、多い日で6万人以上が訪れているとみられる。担当者は「今後も観光客は増加が見込まれ、災害発生時を想定すれば団員は多ければ多いほどいい。備えを万全にし、箱根を皆で力を合わせて守っていきたい」と意気込んでいる。


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