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川崎市文化財に「虎朱印状」 区民所有、北条家の原文書

カルチャー 神奈川新聞  2018年05月02日 02:00

市文化財に指定された「己丑八月晦日付北条家虎朱印状」
市文化財に指定された「己丑八月晦日付北条家虎朱印状」

 川崎市教育委員会は、戦国大名の北条家の家印である虎の絵の朱印が押された古文書「北条家虎朱印状」2通を市重要歴史記念物(市文化財)に指定した。市内で古文書が指定されるのは9年ぶり。同朱印状の指定は計8通となった。

 2通は、麻生区内の個人の所有。おかかえの畳刺(たたみさし)(畳職人)に宛て給料の受け取りについて記した、4代北条氏政の「辛未(しんび)八月二十日付」(1571年)と、5代氏直の「己丑(きちゅう)八月晦日付」(89年)の虎朱印状。

 市文化財課の担当者は「戦国時代の原文書であり、畳刺関係文書としては北条家関係文書の中では唯一とされ、史料的価値が高い」と話す。

 2通の文書は、これまで江戸幕府が作成した「新編相模国風土記稿」編集の資料「相州文書」に記載されていたが、原本の所在は分かっていなかったという。


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