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新型コロナ
広がる〝巣ごもり〟消費 臨時休校で特需

社会 神奈川新聞  2020年03月07日 05:00

玩具やドリル、親も必死


売れ行きが伸びているボードゲームの売り場=横浜市都筑区のトイザらス・ベビーザらス港北ニュータウン店
売れ行きが伸びているボードゲームの売り場=横浜市都筑区のトイザらス・ベビーザらス港北ニュータウン店

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で臨時休校の措置がとられる中、自宅で過ごす子どもの“巣ごもり”に関連した商品の需要が伸びている。少人数で長時間楽しめるボードゲームやパズルなどの玩具をはじめ、学習ドリルなどの販売も上向く。子どもたちが少しでも有意義な時間を過ごせるよう保護者らの必死な思惑も透ける。

 「まさか休校は想像しなかった。家で退屈していないか、千葉県の孫に送ってあげようと思って」

 横浜市都筑区の「トイザらス・ベビーザらス港北ニュータウン店」でボードゲームを購入した同区の女性(71)が語った。孫は小学生2人で、娘夫婦は共働き。「テレビやスマホを見なくても、これで長い時間、楽しく過ごせるだろう」と人気の商品を選んだ。

 日本トイザらス(川崎市)によると、政府が臨時休校を要請した直後の週末はボードゲームやカードゲームなどゲーム全般の売上げが前年同期比4割増。1人で遊べるブロック玩具やパズルも好調という。同社は「外出控えに臨時休校も重なり、インドアで楽しめるおもちゃに注目が集まった」と推測。同店の吉田健太郎店長は「普段は『はやっているおもちゃは何か』と聞かれるが、『家で遊ぶのには何がいい』と問い合わせも変わった」と変化を感じている。

 この傾向はまちのおもちゃ屋さんも同様だ。小田原市栄町の玩具店「ハーティーあさひや」では2月のプラモデルの売上げが同2割増。担当者は「家でどう過ごすか模索する親子の来店が目立ちますね。普段、動きがないボードゲームも好調です」と打ち明けた


学習ドリルを手に取る保護者=横浜市西区の有隣堂横浜駅西口店
学習ドリルを手に取る保護者=横浜市西区の有隣堂横浜駅西口店

 県内に5店を展開する書店「BOOKPORT(ブックポート)」では、参考書・学習ドリルの売上げが2月末から1週間で前年同期の3~5倍、児童書が2倍に跳ね上がり、「コミックも売れてはいるが、学習用図書の伸びが顕著。家で勉強や読書をしてもらいたいという保護者の思いでは」と担当者。

 学習用図書を多く扱う有隣堂横浜駅西口店(横浜市西区)でも、学習ドリルの一部で売り場への補充が追いつかない事態も生じている。子どものドリルを品定め中だった大学教員の女性(42)=同市西区=は自身も在宅勤務となり、「親子で1カ月も自宅にいるので計画的に時間を使いたい」と話していた。


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