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夜間中学の充実考える 新設推進活動を紹介 横浜

社会 神奈川新聞  2018年04月22日 02:00

夜間中学の充実に向けた活動報告や講演が行われた集会=横浜市鶴見区
夜間中学の充実に向けた活動報告や講演が行われた集会=横浜市鶴見区

 夜間中学の充実について、県内での推進活動と文部科学省の取り組みから考える集会が21日、ココファン横浜鶴見交流スペース(横浜市鶴見区)で開かれた。県内外から約60人が参加し、神奈川での動きや夜間中学が求められている背景などについて意見を交わした。神奈川・横浜の夜間中学を考える会の主催。

 同会が県内で夜間中学新設を目指す活動について説明した。県のニーズ調査で入学希望者が160人に上ったことに触れ、「神奈川全域に希望者がいる」と強調。特に県央地域が多く、大和市議会などに陳情を行ったことなどを報告した。

 横浜市立蒔田中(同市南区)、川崎市立西中原中(同市中原区)の夜間中学の授業の形式や生徒数などの現状にも触れ、「改善されているが、問題もまだある」とし、いずれも入学者を市内在住・在勤者に限っている点などを挙げた。

 また、文科省教育制度改革室長の田中義恭さんが講演した。2016年に成立した教育機会確保法について、不登校の子どもの教育機会確保と夜間中学の推進を柱とし、全ての地方公共団体に夜間中学の設置を含む就学機会の提供や必要な措置を講じることを義務付けていると説明。義務教育費国庫負担法の改正で、都道府県でも夜間中学を設置しやすくなったことも紹介し、「地域で活動する方から意見をもらいながら、夜間中学の設置促進に尽くしたい」と締めくくった。

 同会代表の三階泰子さんは「参加者から活発に意見が出て、関心の高さを感じた。県立でも夜間中学は設置できる。県にはリーダーシップを発揮してほしい」と話していた。


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