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課外活動中の生徒死亡 横浜市に対する賠償請求を棄却

社会 神奈川新聞  2018年04月21日 02:00

横浜地裁
横浜地裁

 横浜市立南戸塚中学校(同市戸塚区)2年の女子生徒=当時(13)=が2013年、課外活動中に脳出血で死亡したのは引率した教諭らが適切な措置を怠ったためとして、両親が同市に約8800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁(大竹優子裁判長)は20日、「教諭らに注意義務違反があるとは認められない」として、原告の請求を棄却した。

 判決によると、生徒は同年5月、2泊3日の日程で行われた千葉県南房総市での同校の自然教室に参加。2日目の早朝に担任教諭に頭痛を訴えた後、しばらくして心肺停止状態に陥り病院に搬送されたが、脳出血のため死亡した。

 両親側は、心肺停止前に担任らが生徒の異変を察知する機会は多々あり、ただちに救急搬送していれば救命の可能性は高かったと主張した。これに対し大竹裁判長は、生徒が重大な疾患を発症して死に至る危険があったことを担任らは予見できなかったと指摘。「病院に搬送すべき義務は認められない」とした。

 判決後、生徒の父親は「学校側の対応に非がないとした判決は大変残念だ。これでは再発防止につながらない」と涙ながらに語り、控訴を検討するとした。


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