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学びの感動、一冊に 受講生や講師ら執筆 「市民アカデミー」25周年

カルチャー 神奈川新聞  2018年04月19日 12:10

「楽しい学びの園で」を手にするかわさき市民アカデミーの(左から)内田理事、藤嶋理事長ら=川崎市役所
「楽しい学びの園で」を手にするかわさき市民アカデミーの(左から)内田理事、藤嶋理事長ら=川崎市役所

 「市民による市民のための市民大学」で知られる認定NPO法人「かわさき市民アカデミー」(川崎市中原区今井南町)は開学25周年を迎えるのを記念して、受講生や講師の生涯学習への思いを記した本「楽しい学びの園で」を刊行した。編集委員の内田卓志理事は「民間では日本一の市民大学。そこでの学びの中での気づき、出会いや別れ、地域貢献の歩みを記してもらった集大成。多くの人に読んでもらいたい」と呼び掛けている。

 アカデミーは1993年10月、生涯学習の場として開学し、現在、年間延べ約7千人が利用。講座は、美術から外交、政治・経済、地元・川崎などを学ぶ「川崎学」など多岐にわたっている。本は、60~70代の受講生と講師ら計52人が執筆した。

 毎朝、通学児童の見守りをしている男性受講生は「(見守り)活動の後、気分がよく、高揚感すらある」理由をアカデミーの授業で、オキシトシンというホルモンが関わっていることを知った際の感動を記した。

 他の男性受講生は退職後、自治会役員に就任するに当たり「地域のことを学ぼう」と受講し始めたのをきっかけに、市住民投票条例検討委員会の委員になったと振り返った。傾聴ボランティア養成講座の受講生が次々に団体をつくってネットワークが広がるなど、地域への貢献に結び付いていることも紹介されている。

 昨年文化勲章を受章し今春、名誉市民に決まった藤嶋昭理事長は「受講生の感動が伝わり、読み応えがある。ぜひ、本を読んでこういう素晴らしい市民大学があることを知ってほしい」と話している。A5判216ページ、1296円。2千部発行。問い合わせは、北野書店電話044(511)5491。


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