1. ホーム
  2. 社会
  3. 連鎖地震 熊本の教訓(中)みなし仮設 孤立深め

連鎖地震 熊本の教訓(中)みなし仮設 孤立深め

社会 神奈川新聞  2018年04月17日 11:46

みなし仮設住宅で生活する被災者夫婦(手前)を訪問し、面談する「よか隊ネット」の大塚光信さん(奥左)ら =3月28日、熊本県益城町
みなし仮設住宅で生活する被災者夫婦(手前)を訪問し、面談する「よか隊ネット」の大塚光信さん(奥左)ら =3月28日、熊本県益城町

見守り活動限界も


 激震の連鎖で最大20万人近くが避難所に身を寄せた熊本地震では、被災者の大半が行政がアパートなどを借り上げる「みなし仮設住宅」に入居したのが大きな特徴だ。今なお2万7千人超が県内外に散らばり、居住者数はプレハブなど建設型仮設の約3倍に上る。移り住んだ地域の人々と交流できない人は、孤絶した環境で生活再建への不安を募らせている。分散した被災者をどう支えていくのか。みなし仮設の積極活用が主流となる中、重い課題が突き付けられている。

 4月初旬の日曜、熊本市東区の公園に隣接するアパート2階の一室。花見客の歓声が聞こえる中、会社員石井光広さん(59)は床に座り込み、テレビを静かに見ていた。「休日は昼から飲んでもよかよね」。棚からウイスキーボトルを取り出しグラスに注ぎ始めた。

 6畳一間のみなし仮設。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら


シェアする