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専大14位「もう一度走りたかった」
神大5位で本戦切符 箱根駅伝予選会

スポーツ 神奈川新聞  2016年10月16日 02:00

 第93回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会は15日、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園にゴールする20キロに関東の50校が参加して行われ、史上最多の14度の総合優勝を誇る中大が11位に終わり、88回連続91度目の出場はならなかった。神奈川大が10時間11分47秒の5位で7年連続48度目の出場を決めたほか、10時間8分7秒で1位の大東大、2位の明大、3位の創価大など10校が出場権を獲得した。

 各校上位10人の合計タイムで争われ、法大、上武大、拓大、国学院大、国士舘大、日大も予選を突破した。10位の日大と中大は44秒差。城西大は12位、東京国際大は15位で前回に続く出場はならなかった。

 専大は14位で3年連続で予選敗退。関東学院大は17位、松蔭大は29位、防衛大は35位、横浜国大は45位に沈んだ。

 本大会は2大会連続総合優勝の青学大、東洋大、駒大、早大、東海大、順大、日体大、山梨学院大、中央学院大、帝京大のシード校と関東学生連合を加えた計21チームが参加する。

◆成績
(1)大東大10時間8分7秒
(2)明大10時間8分17秒
(3)創価大10時間10分9秒
(4)法大10時間10分18秒
(5)神奈川大10時間11分47秒
(6)上武大10時間12分12秒
(7)拓大10時間12分36秒
(8)国学院大10時間14分9秒
(9)国士舘大10時間14分45秒
(10)日大10時間16分17秒

(10校が本大会出場。タイムは各校上位10選手の合計)


【箱根駅伝予選会】3位でゴールする神奈川大の鈴木=国営昭和記念公園
【箱根駅伝予選会】3位でゴールする神奈川大の鈴木=国営昭和記念公園

主将鈴木 日本人トップ
何としても結果を


 神奈川大学は二枚看板の働きで、危なげなく5位で予選を通過した。7年連続の本戦切符に、主将鈴木は「(6月の)全日本(大学駅伝)は予選で落ち、残りは箱根だけ。何としても結果を出さないといけないという強い思いだった」と胸をなで下ろした。

 けん引したのはそのキャプテンだった。「最低でも日本人トップを狙え」との大後栄治監督(51)のげきに応え、3年生は強い日差しをものともせず快調にペースを上げていく。

 9キロ過ぎに集団から抜け出し、日本人選手首位となる3位。主将、エースとしての役割を十二分に果たし「引っ張ることができてよかった」と白い歯をこぼした。

 もう一人、強い気持ちを実らせたのは山藤。全日本大学駅伝の予選で最終第4組を任されたが、過呼吸と脱水症状を起こしてラスト1周で無念の棄権。チームは予選突破圏内につけていただけに、この日に雪辱を期していた2年生は気迫の走りで10位に食い込んだ。

 「もっと上を狙っていたけど昨年と同じ5位。もうひと皮むけないといけない」と指揮官の評価は厳しいが、エース区間を任せる2人が力を発揮し、確かな手応えも得られたはずだ。

 低迷から脱却し、12年ぶりのシード権獲得へ。「本戦で結果を残すだけの力はまだないけど、一人一人の力はついている。一つでも二つでも上を目指していきたい」。鈴木はさらなるレベルアップを誓った。


10位以内に入れず、がっくりと肩を落とす専大の選手ら
10位以内に入れず、がっくりと肩を落とす専大の選手ら

専大14位「もう一度走りたかった」


 3年ぶりの本戦出場を目指した専大は14位。「チームを引っ張れなかった自分の責任」。相洋高出身で主将の小澤は言葉を詰まらせた。

 エース丸山が8位と引っ張ったものの、2番手は藤井の120位。上位10人の合計タイムで競うレースで、後続に追い抜かれていくのを眺めるほかなかった。

 「3、4人入ってこなければならない選手がここに立てず、ベストな状態で組めなかった」と伊藤国光監督(61)。「プライドを持って走れる選手を育てないといけない」。現状を打開するには他大学と歩調を合わせていては遅いと自戒を込める。

 今の4年生が1年時に出場して以来箱根路が遠い。当時1区を任された濱野は言う。「勝てると思っても勝てないレースが続いた。もう一度チームで箱根を走りたかった…」。もう箱根を知る選手はいない。それでも、前に進むしかない。


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