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大涌谷の火山ガス「依然強い」 東海大が調査

社会 神奈川新聞  2018年04月11日 12:26

大涌谷で火山ガスを採取する東海大のメンバー(同大理学部大場武研究室提供)
大涌谷で火山ガスを採取する東海大のメンバー(同大理学部大場武研究室提供)

 箱根山(箱根町)の大涌谷で10日、東海大による火山ガスの定点観測が行われた。火山活動の活発化に伴う立ち入り規制の開始から来月で3年となるが、調査した大場武教授は「ガスの勢いは依然として強い。濃度に応じた安全対策が引き続き必要」との認識を示した。

 大場教授は毎月、大涌谷の規制範囲内と周辺の噴気地帯で火山ガスを採取。その組成変化から活動の活発度を見極めているが、「この1年はほとんど変化がなく、落ち着いた状態が続いている」という。

 しかし、噴き出す蒸気の勢いは衰えておらず、この日も「二酸化硫黄(SO2)の臭いが強い」と指摘。ジオミュージアムなどがある立ち入り可能エリアを訪れる観光客に対し、「ガスの濃度や体調管理に注意を」と呼び掛けている。

 大涌谷の自然研究路やハイキングコースのある一帯はガスの濃度が低下しておらず、引き続き立ち入りが禁じられている。今後の規制解除をにらみ、県は噴石から身を守るためのシェルターの整備などを進めている。


大涌谷の規制エリアでは、シェルターの整備工事が行われている
大涌谷の規制エリアでは、シェルターの整備工事が行われている

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