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桜まつりなのに…サクラ散ル 早咲き、関係者は苦悩

社会 神奈川新聞  2018年04月07日 02:00

満開のピークを過ぎた市役所前の桜並木=5日午前10時すぎ、相模原市中央区
満開のピークを過ぎた市役所前の桜並木=5日午前10時すぎ、相模原市中央区

 平年より1週間近く早く咲いた今年のソメイヨシノ。すでに軒並み満開のピークを過ぎているが、県内各地では7、8日の週末にさまざまなイベントが予定されている。関係者はすでに葉桜になりつつある木々を見上げ、「少しでも花が残ってくれたら」とやきもきしている。

相模原・県央、川崎

 
 約300本のソメイヨシノが植栽された相模原市役所周辺で開かれる市内最大の恒例イベント「市民さくら祭り」。3月31日、4月1日の週末が桜見物のピークで、ほとんどの花は散ってしまった。

 半年以上前から日程を周知し、参加する市民団体などと打ち合わせを重ねてきたため、日程変更は不可能。関係者は「少しでも咲き残ってくれたら」と祈る気持ちだ。

 秦野市でも7、8の両日、カルチャーパーク(平沢)と弘法山公園(曽屋)で「はだの桜まつり」を開催する。市の担当者は「昨年と一昨年は開花時期より1週間早くまつりを開催してしまったので、今年は1週間遅らせたのに…。花は本当に難しい」と嘆く。

 川崎市多摩区の二ケ領せせらぎ館前広場で7日に開催される「多摩川桜のコンサート」。多摩川沿いの桜が人気なだけに、主催するNPO法人多摩川エコミュージアムのメンバーも葉桜の下でのイベントとなることに頭を悩ませている。

 苦肉の策として、桜の花びらを段ボール箱1箱分集め冷蔵庫に保管。当日はボードに花びらを張り付け満開の様子を再現する。

横須賀、西湘、横浜

  
 桜の名所として知られる横須賀市の県立塚山公園では毎年4月8日、徳川家康の外交顧問として活躍した英国人、三浦按針ことウィリアム・アダムズの功績をたたえる式典「三浦按針祭観桜会」が開かれるが、「すでに葉桜の状態」(逸見行政センター)。

 式典には英国やオランダ大使館の関係者らも訪れる。昨年は雨で屋内に会場を移して行われただけに、同センターの山田賢志館長は「今年は外国の方にも美しい桜を見てもらいたかったが…」と残念がった。

 山北町では8日、町内外から集まった踊り子がJR御殿場線山北駅(同町山北)周辺を舞台に踊る「ソーラン山北よさこいフェスティバル」が予定されている。実行委員会事務局の町商工観光課の担当者は「参加者は満開の桜の木の下で踊ることを楽しみにしており、見頃と合わないのはやはり残念」と語る。

 横浜市中区では大岡川沿いに植えられた桜を楽しむ「桜まつり」が7、8日に開かれる。屋台が並び、イベントステージも設けられる。中区の担当者は「花びらでピンク色に染まる水面(みなも)もきれい」と話し、散った桜も楽しんでもらうつもりだ。


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