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「退職を強要」日立社員提訴 地裁

社会 神奈川新聞  2018年04月05日 10:28

横浜地裁
横浜地裁

 不当に退職を強要されパワーハラスメントを受けたとして、日立製作所横浜事業所(横浜市戸塚区)に勤務する課長職の50代の男性が4日、同社(東京都千代田区)に約220万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。男性側は「黒字経営にもかかわらず、強引にリストラを進める大企業の体質を告発したい」としている。

 訴えによると、男性は2016年8月以降、仕事の一部から外された上、上司との面談で「自分で仕事を探せ」「日立にこだわるな」などと迫られた。17年1月に男性が個人加盟の労働組合に加入すると、退職を迫られる面談はなくなったが、男性の仕事ぶりを執拗(しつよう)にあげつらうような指導を上司から受けるようになったという。

 男性側は「退職を拒んだ代わりに、嫌がらせが始まった」と主張。給与査定でも著しく低い評価を受けたとし、精神的苦痛への慰謝料と不当査定による未払い賃金の相当額を請求した。

 男性は4日の会見で「泣き寝入りを強いられている人は他にもいるだろう。問題を水面下で眠らせておくことは良くない」と述べた。

 同社は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい」とした。


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