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時代の正体 差別のないまちへ
無償化適用署名、日本人も訴え 「自分たちも当事者」

社会 | 神奈川新聞 | 2020年2月27日(木) 05:00

幼保無償化の適用を訴える冊子を配る西巻さん=20日、JR川崎駅東口
幼保無償化の適用を訴える冊子を配る西巻さん=20日、JR川崎駅東口

【時代の正体取材班=石橋 学】朝鮮学校を含む外国人学校が幼児教育・保育無償化の対象外とされている問題で、制度の適用を求める署名活動では学校関係者と共に街頭に立つ日本人市民の姿がある。その一人、川崎朝鮮初級学校の地元である川崎市川崎区桜本で障害者支援事業に携わる西巻奈美さん(58)は言う。「在日コリアンに限らず自分たちも当事者だと考えるべき問題だ」

 昨年12月から6回目、川崎駅前での署名活動に参加したのは今月20日夜のことだ。

 「横断幕を見て足を止め、話を聞いてくれた人が何人もいた。『こんな不平等は本当に許されない』と怒りながら署名してくれた人もいて、心強かった」

 教員や保護者らと約1時間、声をからした。朝鮮学校の排除は「全ての子どもが健やかに成長するため」という無償化制度の理念に明らかに反する。

 「とてもシンプルな問題だ。外国人学校だけがなぜ除外されるのか。誰が聞いてもおかしいことをなぜやるのか。朝鮮学校に通う子どもが減るよう仕向けているようで、差別の意図を感じざるを得ない」

民族教育の権利

 川崎で育ち、朝鮮学校出身の友人もいる。

 
 

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