横浜市教育委員会は26日、児童・生徒、教職員らが新型コロナウイルスに感染した市立学校は2週間、臨時休校にすると決めた。また卒業式は保護者らの参加取りやめなど、感染症対策を講じた上で実施するよう各校に求める。
文部科学省が25日に示した児童生徒が感染した場合の対応などを踏まえ、市教委は26日、対応方針を決定。市立の小・中・高校、特別支援学校など計510校に通知した。
特別支援学校のスクールバスや左近山特別支援学校(同市旭区)の福祉車両の運転手、介助員らが感染した場合も同じ期間、臨時休校にする。
卒業式は感染者がいない学校で実施。ただし、在校生や保護者、来賓の参加を取りやめて人数を極力抑えるとともに、代表の児童・生徒に卒業証書を授与するなど時間短縮に努めるよう求めた。特別支援学校では、最少限の保護者の出席を可能とした。
臨時休校の期間中に卒業式が予定されている学校は式典を中止。登校日を後日設けるなどし、児童・生徒に証書を渡す。