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スノボで議会「欠席届」 刑事告発の平塚市議

政治行政 神奈川新聞  2020年02月26日 05:00

不正に入手した個人情報を選挙活動で利用した可能性があることを会見で認める渡部亮市議=平塚市役所
不正に入手した個人情報を選挙活動で利用した可能性があることを会見で認める渡部亮市議=平塚市役所

 平塚市議の渡部亮氏がスノーボード大会に出場するとして市議会本会議の「欠席届」を議長宛てに提出していることが26日、分かった。県スキー連盟の派遣選手との位置付けだが、同連盟は神奈川新聞社の取材に「派遣の取りやめを決めた。出場するか否かを最終判断するのは本人」と説明。市議会は近く対応を協議する。渡部氏を巡っては、市民の個人情報を持ち出したとして市が刑事告発しており、3月定例会で関連議案の審議が予定されている。

 渡部氏が出場意向を示しているのは、27日から3月1日まで新潟県で開催予定の全日本スノーボード技術選手権兼デモンストレーター選考会。渡部氏は今月17日、連盟が専務理事名で作成した「(渡部氏の派遣について)審議していただきたい」との趣旨の書面を欠席届とともに提出した。関係者によると渡部氏が「大会に出場したいので代表選手として派遣してほしい」と連盟に要請したという。

 しかし、大会開催時期は本会議日程と重なっており、議会関係者は連盟に「市議会を欠席してまで出場しなければいけない大会なのか」と抗議。連盟は19日、渡部氏の派遣取りやめを決めた。連盟は取材に「選手が所属する企業などに派遣要請の書面を送るのと同様に、安易に考えて市議会の日程を確認してなかった」と説明した。

 渡部氏は「元舌がん患者のスノーボード選手」として話題になり、昨年4月の市議選で初当選。一方、市職員時代に個人情報を持ち出し、自らの選挙活動に利用したとの疑いが発覚。市は個人情報保護条例違反で告発、損害賠償も求め提訴する方針で、3月定例会で関連議案が審議される。


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