ツイッター上でフィギュアスケートの羽生結弦選手やファンを中傷する投稿をしたとして、鎌倉エフエム放送(鎌倉市)がパーソナリティー2人の降板と担当番組の打ち切りを決めたことが25日、分かった。同社は「公共性の高い局として容認できない投稿」と説明している。
同日付で打ち切りが決まったのは約5年続いた音楽番組「33&ゴンパパのミュージック・バラエティー」。司会のパーソナリティーが1月中旬以降、個人アカウントで、羽生選手やファンを「気持ち悪いバカな腐ったファン共」「はっきり言うと悪いのは全て羽生」などと中傷するツイートを複数回投稿していたという。同社は「2人が影響し合い投稿がエスカレートしたと判断した。多くの方々に不愉快な思いをさせ、大変申し訳ない」としている。
同社スタッフが局公式アカウントで、この件で意見を送ったユーザー3人をブロックしていたことも判明。同社の須藤一郎社長は「事案を深く受け止め、再発防止のためスタッフ一同放送事業に取り組む」とコメントした。