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皆で見よう火星大接近 平塚市、天体望遠鏡購入へネットで資金集め

話題 神奈川新聞  2018年03月28日 12:09

15年前の火星大接近のときに博物館屋上で開かれた「星を見る会」の様子 =2003年8月29日(平塚市博物館提供)
15年前の火星大接近のときに博物館屋上で開かれた「星を見る会」の様子 =2003年8月29日(平塚市博物館提供)

 今夏15年ぶりに大接近する火星の観察に使う天体望遠鏡を購入するため、平塚市はインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)の手法を導入する。2018年度予算で、CFの委託料10万円などを含めて204万円を購入費として計上。その約半分にあたる100万円を寄付で賄いたい考えだ。同市では初の試みという。

 市博物館(同市浅間町)で購入を予定しているのは、米国製で口径35センチの天体望遠鏡。現在所有する30センチ、28センチのものと一緒に、夏休みに同館で開催する観望会で活用する。

 2003年8月の大接近の際には12回の観望会を開き、計1539人が参加、433人が詰め掛けた回もあった。「火星大接近は星空に目を向けてもらう絶好の機会」と、同館は機器の充実を要望した。

 厳しい財政も踏まえ、市財政課はプロジェクトを明確にして使い道を限定した「ふるさと納税」の一形態のモデル事例として、CFを提案。100万円が集まらなかった場合は、一般財源で不足分を補うという。

 最接近は7月31日だが、6月下旬から9月上旬まで火星はマイナス2等級の明るさを保つ。高度や時間帯を考えれば「ちょうど夏休みが観測に適した期間と重なる」と同館。「望遠鏡で見るということは、対象からの光を直接自分の目で捉えること。映像とはそこが違う。子どもたちにその魅力を実感してもらいたい」と、購入の意義をアピールする。

 火星は約680日の周期で公転し、約2年2カ月ごとに地球に接近する。ただ火星の軌道がかなり楕円であるため、接近時の距離はおよそ5500万キロから1億キロ余りまで幅がある。今年は5759万キロまで接近。6千万キロ以下となるのは03年の5576万キロ以来15年ぶりとなる。

 CFの募集開始は4月から。問い合わせは、市博物館電話0463(33)5111。


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