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僕らの一席、お楽しみを 横浜にぎわい座で児童の総合授業

話題 神奈川新聞  2020年02月23日 09:00

落語を披露する大岡小4年の神原大晴君=横浜市中区
落語を披露する大岡小4年の神原大晴君=横浜市中区

 小学生が落語を披露する「ビックブック寄席」が22日、横浜にぎわい座(横浜市中区)で開かれた。約60人の児童が授業などで練習してきた話芸を高座で披露し、客席からは笑いと拍手が飛び交った。

 披露したのは、市立大岡小学校(南区)の4年2組と市立本町小学校(中区)の3年3組の児童。両校はコミュニケーション能力の習得を目的に、本年度の総合学習授業の一環として落語に取り組んでいる。

 寄席は授業で講師を務める絵本作家で落語家の保科琢音さん(芸名=絵書家筆之輔)が主催・企画。児童たちは「炒飯亭数之輔」など自らが考案した芸名で次々と登場。授業や自宅での練習のほか、高齢者施設や校内イベントで磨いてきた演題などを発表した。

 本町小の貴邑冥也(きむら・めいや)君(9)は、屋敷の井戸で幽霊の女が皿の枚数を数える「皿屋敷」を披露。女が皿を9枚目まで数えるのを聞くと死ぬとされたがある日、女はなぜか18枚目まで数え、何も起こらなかった。不思議がる見物客に女が「今日は風邪をひいているから明日の分はお休みだよ」と答えるオチを抑揚をつけながら巧みに語った。

 身ぶり手ぶりを交えることを意識したという貴邑君は「5カ月練習してきた。出来は98点ぐらい。もうちょっと笑いが取れれば良かった」と満足げだった。

 大岡小の小幡格教諭(40)は「話をすることは相手の考えや反応も見るということ。落語で得た経験から相手を思いやる気持ちを大事にしてほしい」と話していた。


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