1. ホーム
  2. ベイスターズ
  3. 筒香、締めの一発 3月25日・西武戦

オープン戦・横浜DeNA4-6西武
筒香、締めの一発 3月25日・西武戦

ベイスターズ 神奈川新聞  2018年03月26日 02:00

1回、横浜DeNA・筒香が右越えにオープン戦初本塁打を放つ =横浜
1回、横浜DeNA・筒香が右越えにオープン戦初本塁打を放つ =横浜

1回、横浜DeNA・筒香が右越えにオープン戦初本塁打を放つ =横浜(共同)
1回、横浜DeNA・筒香が右越えにオープン戦初本塁打を放つ =横浜(共同)

 プロ野球のオープン戦は25日、各地で6試合が行われ、全日程を終えた。横浜DeNAは西武に4-6で敗れ、8勝5敗2分けの勝率6割1分5厘で4位だった。巨人が楽天に4-3で勝ち、11勝5敗1分けの同6割8分8厘で楽天を抜いて1位となった。

 2位はロッテ、3位は楽天で、2年連続日本一を狙うソフトバンクは10位、セ・リーグ3連覇を目指す広島は11位だった。

 打率トップは3割8分6厘の内田(楽天)で、本塁打はバレンティン(ヤクルト)の6本が最多だった。

 公式戦はセ、パ両リーグともに30日にナイターで開幕する。

【フルマーク】探究続け理想の形に


 オープン戦ノーアーチで迎えた最終戦。誰もが待ちわびた一発を、改修を経たハマスタの“こけら落とし”にぶつけるあたりが筒香らしい。

 初回2死。フルカウントから内角を攻め切れない相手右腕のシュートを捉えた。余力を残したスイングでバットに乗せ、右翼スタンド中段へ。35打席目に記録した初本塁打にも「感触? 良くなかった。ホームラン? 特にそこにこだわりはないので」とかぶりを振った。

 六、八回に単打を放つ猛打賞で締めても「この時期の結果には安心感も不安感も抱かない」。単に非公式扱いのオープン戦だからではない。小川打撃コーチは「結果に追われず試せることがレギュラーの特権」とその立場を説明する。

 開幕が近づく中で打率が2割を切ろうとも、好球を打ち損じようとも、探求の旅を続けた。棒立ちの状態から踏み込む打撃フォームから、日々変化する「体調」に合わせて微調整を重ねた。「一番いいものを探して今の形になった」。両膝を曲げて腰を落とすフォームに変貌を遂げた。

 何よりも中前打で締めた八回の最後打席に収穫を見いだした。高めのボール球に腰を浮かさず、どっしり構えて見送った場面に「崩されずに打てた感覚? ありますね。心と体の充実、一致が去年とは全然違う」と自信を得ていた。

 冗舌な理由は他にもあったが、やはり「結果」ではなかった。本拠地での久々のゲームに「たくさんのファンが来てくれて、やっぱりホームはいいなと思った。ベンチも広くなってストレスもなくなった」。今季も例年通りに暴れてくれそうだ。

先発枠、新たな顔ぶれ


 25日のオープン戦(対西武)で全日程を消化し、開幕ローテーションの骨格が見えてきた。今永、浜口、ウィーランドの昨季の三本柱を故障で欠く非常事態でチャンスをものにしたフレッシュな顔触れが並んだ。


西武戦に先発し、4回途中までを無失点の横浜DeNA・飯塚(共同)
西武戦に先発し、4回途中までを無失点の横浜DeNA・飯塚(共同)

 最終戦に先発した飯塚は3回2/3を無失点。オープン戦は3試合で防御率0・61と抜群の安定感を披露した。ラミレス監督から「オープン戦でMVP級の働きをした」と絶賛された4年目右腕は「マウンドではランナーが出ても落ち着いて自分の投球ができている」と1試合ずつ自信を深めてきた。

 八回に登板したドラフト1位左腕の東も、3試合で防御率0・00と絶好調だ。大観衆に見守られた本拠地での初マウンドにも「慣れてきたのもあるけれど、今日が一番緊張しなかった」と秋山、山川ら強打者をねじ伏せて新人らしからぬ強心臓ぶりを見せつけた。

 開幕戦投手に内定している石田に加え、経験豊富な新外国人のバリオスも当確。昨季11勝の今永が同日に2軍合流が決まって復帰のめどが立たない中、2年目右腕の京山を加えた5枚で開幕へ臨む見通しだ。

 図らずも未知数の先発陣となるが、若手にとっては成り上がる絶好の機会。継投を含めた指揮官の采配にも、シーズン頭から見逃せない。

ラミちゃん☆ゲッツ


 「オープン戦を8勝5敗、貯金3で終えたことは開幕につながるね。盗塁や投手のクイックモーションも向上できた。バントはまだフィフティーフィフティーかな」

楠本が1軍切符手に


 ドラフト8位の楠本(東北福祉大)がオープン戦打率5割3分3厘の活躍で、開幕1軍切符をつかんだ。「見ている人から『あいつは最初だけだった』と思われて終わりたくない。シーズンを通して食らい付きたい」と気持ちを高ぶらせた。

 この日は六回2死一、二塁で代打出場し、右前に運ぶ適時打を記録。青葉緑東シニア時代以来という横浜スタジアムでのプレーに「あの歓声の中で試合ができることに感動した。ただただ声援に応えたいと思ってバットを振った」と目を輝かせた。(横浜)

井納中継ぎに転換


 開幕ローテーション入りを狙っていた井納が、中継ぎに配置転換されることが決まった。この日の試合前、ラミレス監督から告げられた31歳は「引きずったら結果も残せない。先発としてのプライドを捨てて、中継ぎに徹したい」と決意を新たにした。

 井納-パットン-山崎の勝ちパターンの継投策を描いた指揮官は「昨年はリリーフがウイークポイントだった。強化が必要だった」と説明した。(横浜)

梶谷負傷、2軍降格


 右肩痛からの完全復活を目指す梶谷がまたしてもアクシデントに見舞われ、2軍降格が決まった。ラミレス監督によると、試合前のキャッチボール中に右背中付近を痛めたといい、練習途中でグラウンドを後にした。

 今月上旬には左脚を負傷し、1軍昇格の予定がずれこんだ。右翼手の開幕スタメンは新人神里に決定。指揮官は「あさって(27日)の練習日に新しい情報が入る。そこで今後のことを決める」と話すにとどめたが、開幕1軍は絶望的となった。(横浜)


シェアする